カッチング屋さんへ行ってきました!
こないだの店休日はコーデュロイの
カッチング加工工場を営んでいらっしゃる
「ホシノ」さんへお邪魔してきました。
星野さんとは福田にあるコーデュロイハウスに行った時
たまたまいらっしゃって、
インディゴ先染めのコーデュロイが出来ないかって
相談したことがきっかけですが、
もう何年になるんでしょう?
3,4年にはなるのかな?
もっとかな?
ずっと気にかけて頂いて、
工場へもいつでも来ていいよと言われながら
なかなか行けずにいたのです。(;^_^A
念願叶って、ようやくお邪魔することが出来ました。
コーデュロイがコーデュロイであるための加工。
カッチング。
もちろん機械でやるんですが、
ものすごーーーく、アナログ。
ガイドの針を緯糸に差し込んで、
ロールカッターでカットしていく訳です。
ガイドを差し込むのはもちろん人の手、人の目。
とっても細いガイドの針。
この針も使っていけば消耗します・・・
昔はこの針も普通に供給されたそうなのですが、
今は作る人がいないんだそうです。
コーデュロイの国内生産の98%だったかな?
ほとんどを担っている福田でも、残っているカッチング屋さんは
ホシノさん含めて6軒。。。
その元となる生地を織る機屋さんは1,2軒。。。
針は海外でも作られているそうですが精度が・・・。
とにかく使い捨てにできない貴重な針。
この細い針を研いで使っているそうです。
引っかかりがないかチェックし、
一本一本ガイドをセットしていきます。
気が遠くなりますね~~~(;'∀')
インディゴ先染めのコーデュロイが難しいのは当然と理解していましたが、
もしかしたら、
もしかしたら、
国産コーデュロイ自体の存続すら危ういのかもしれない。
古いサンプルで気に入ったものがあっても、
それは今は作れないと言われてしまうんです。
昔はできたのに、今できないって( ;∀;)
この国はどんどん貧しくなっているんですね。
自分たちの無力さも感じつつ、
それでも何かできることがあるはずと思っています。
朝一から午後まで、長い間お邪魔致しました。
星野さんとたくさんお話しできてよかったです!
でも、まだ全然足りない気がする(笑)
また近いうちにお邪魔しますねっ
ありがとうございました!
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