美しきリングベルト入荷です。

Spiralikuko

2011年01月23日 14:29



K&THより、リングベルト入荷しております。

革はイタリアワルピエ社製エトルスコを使用。

雄の牛のショルダー、肩の部分をなめしています。
渋なめしでも硬すぎず、かといってやわらかすぎず。
製造工程で油を加え、更に革をもみこんでいるので手に入れた時からしなやかです。
揉みこんだ際に出来たシボも美しく、これがまたいい風合いを醸し出しています。

もともと4ミリほどの厚みがある革をあえて3ミリに漉き、裏面は床面処理(毛羽立ちを少なくする)が施されています。

WorkersさんのHPでも説明がありますが。。。

※ただ、顔料を塗りたくる処理では無いので、ある程度は毛羽が出ます。これは革の特性でもあるので、ご容赦ください。

とのこと。

いや~巷に溢れている床面ボッサボサのベルトとは一線を画してますね^^
抜かりはないです!

スタッフ鈴木 サイズ32着用。

着用していくうちに、良く伸びます。
現在は・・・画像よりも2センチは伸びております。ちょうど剣先で床面が隠れるくらいです。



お買い求めの際は以下の実寸サイズをご参考に!

ギリギリまで(縫い止めのすぐ横まで)締めた時~ベルトを折り返して、ちょうど床面が見えなくなるぐらい(剣先パーツの半分ぐらいまで)
で寸法を測っています。

表記28・実寸63-72センチ
表記32・実寸73-82センチ
表記36・実寸83-92センチ
表記40・実寸93-102センチ

現時点での当店在庫は

ブラウン
28 1点
32 1点
36 1点

ブラック
28 1点

以上となっております。
こちらは職人さんがご健在な限り・・・生産が続きますが、一度に生産される量には限りがございますので、欠品サイズにつきましてはご予約いただき、入荷までお待ちください。




それからベルトと言えば、コバの仕上げ具合がポイント!
私革製品を手にとれば、ついつい見てしまうコバ仕上げ。

コバ=革の側面、端っこ。

よくここに、ベターっとコバ仕上げ用の薬品みたいなものがぬられていて、塗る前もこりゃ磨いてないなーみたいな製品を見かけたりもします。

モチロンのこと、ここも抜かりはございませーん!
というか、すごいこだわりで、ビックりました!


「磨いてはいるのだけど顔料がベタっと塗られているのではない、はがれおちづらいコバ仕上げ」


ほー!聞いただけでステキな匂いがしますねー!


1.裁断機で革をベルトの幅なりにカット。
2.革の裏面のみ豆カンナで落とす。

革を裁断機に入れて切るときは銀面(革の表)から裁断します。
そのとき革の繊維が締まり、ほんのわずかな丸みが出る。
だけど床面(革の裏側)は繊維が締まっていないから角が鋭角に出ちゃうんだそうです。

で!

2.の工程が必要になるんだそうです~

それからそれから・・・

3.染料で革の切れ目を補色。
4.フノリ/蜜蝋+松脂を一度溶かし固めたもので磨く。

このフノリ/蜜蝋+松脂を一度溶かし固めたもの。
さらっと書いてありますが、クラシカルな方法で・・・とこだわったWorkersさんの試行錯誤があってこそ。
これまで自分で配合、ベルト屋さんまで持っていくわけですからオドロキです!

このベルトがシャツの間からちらっと見えたりすると、それはそれはお洒落な感じが致します。
フシギだなー大人のベルト。

キニナル価格は12,000円也。

ご注文お待ちしております。

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